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終身保険の短所

東邦生命の破綻処理でいくつかの問題が浮上した。一つは外部から取り入れた劣後ローンの取り扱いである。保険業法の規定では、契約の移転や合併が伴わなければ、予定利率を引き下げるなど契約条件を変更できない。しかし、同じ保険業法に「保険契約の移転に際し、契約者以外の一般債権者に必要な財源を留保すること」という規定があり、従来の破綻処理では劣後ローンが保険契約よりも優先するといった、おかしな事態が発生した。しかも、破錠処理の経緯はほとんど公開されず、何だかわからないうちに東邦生命の処理だけで三六〇〇億円を使ってしまったため、財源問題までも浮上した。

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これに対し、二〇〇〇年に保険業法などが改正され、保護機構の財源を拡充するとともに、更生手続きによる破綻処理が適用できるようになった。この改正によって、破綻生命保険の保有契約を受け皿会社に移さなくても破綻処理が可能となり、劣後ローンなど一般債権の削減も容易になった。二〇〇〇年一〇月に破綻した千代田生命で更生手続きが適用されて以降、生命保険の破綻処理は更生手続きが主流になっている。